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世界と君の重さ「第1章」②

世界と君の重さ「第1章」②


面接終了後、二人で入ったバーで、おれは彼女を口説いた。

男としてではない。

世界征服メンバーのスカウトとして、だ。

一緒に面接を受けている時から、仲間に誘うことは考えていた。

おれの感覚が彼女を仲間にすべきだと告げていたからだ。

おれは何より自分の感覚を信じる。

自分を信じられなくなったら、人は終わりだ。

ただ、口説くといっても、自分から誘うようなまねはしない。

「相手からお願いするように仕向けるのがプロの口説き方だ。」

何のプロなのかは今でも分からないが、昔、父さんが言っていた。

女性というのはがっつく男に興味を示さない生き物であるのは事実だ。

年上の男がもてたり、奥さんや彼女ができるともてるようになるのは、まさにがっつかなくなるからだ。

今回ももちろん、がっついているようなそぶりは見せないよう細心の注意を払う。

まずはさりげなく世界征服をする目的とメリットを伝える。

釣りで言うなら撒き餌だ。

まずは自分のほうへ引き寄せる。

はっきりいってここで勝負が決まってしまう。

いかに興味を持たせるか。

これがなかなか難しい。

実はコツがあるのだが、ここでは述べない。

なぜかって?

だって、もしここでバラしてしまうと、これから女の子を口説くときに使えなくなってしまうから。

上記の理由から詳細は明かせないが、彼女が十分興味を持ったことを確認してから、本命の餌をちらつかせた。


>第1章③へ
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